平成18年度 史料展示2
古文書から見る江戸時代
     〜村の掟(おきて)と庶民の生活〜

1 村掟とは何か? 
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1−2 白砂弁振写 25×15cm 1冊
根岸孝一家文書(前橋市西大室町) P8419-18 安政4年 1857

              
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【大意】
 当国では、薬を使った堕胎や産んだ赤ん坊を養育しない者がいる。以前からいろいろ手を尽くしたが、貧富の区別なく、未だに悪い風習があるとのこと(下略)
 親である者が、自分の欲にとらわれ、罪のない赤ん坊を殺してしまう行為は、天理人情に反することで、天罰を受けるべき者であり、そのままにしてはおけない。


【解説】
 前橋藩から領内に出された法令で、薬による堕胎や赤子養育の放棄を厳しく戒めています。前橋藩領では十八世紀末以降、農村人口が減少し、耕作地の荒廃が顕著になりました。文政二年から藩内支配組織を改め有力農民を登用するなどして農村復興を進めましたが、この「白砂弁振」もそうした流れの中で出されたものと考えられます。



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