平成18年度 史料展示2
古文書から見る江戸時代
     〜村の掟(おきて)と庶民の生活〜

2 時代の変遷と村掟
画像をクリックすると、写真が拡大されます
2−5 悪党への対処を定めた「御取締向組合為取替儀定之事」 29×212cm 1状
上原清彦家文書 P7901-191 文久3年 1863

2 時代の変遷と村掟 2-0182 時代の変遷と村掟 2-0172 時代の変遷と村掟 2-016
              
2 時代の変遷と村掟 2-019

【大意】
 悪党が周囲の村々を徘徊してきた時の捕り押さえ方のことは、以前から命じられていたように、村々の出入口、役場近くの便利の良いところに、火の見やぐらを作り、半鐘、板木を用意しておき、木刀や竹槍、鉄砲を持っている者が合図とともに出て、捕り押さえを差し支えなくすること。
※本文中の欠けている部分は吾妻町大戸区有文書(当館収蔵、点検中のため未公開)にある同様の史料から補い()を付けて表記しました。


【用語】

 半鐘 釣鐘の小形のもの。火の見やぐらの上などに取り付け、火災などの通報に打ち鳴らして用いる。
 板木 やぐらなどに下げ、打ち鳴らすことで情報を伝達した。釣鐘や太鼓、ほら貝などを用いる場合もあった。


【解説】
 横浜開港(安政六年)以来の物価上昇により、人々の生活が圧迫される一方で、攘夷を叫ぶ浪士の動きが活発になっていました。この村掟には、幕府からの命令により悪党が村に近づいた時の対応の仕方が記されています。鐘を打ち鳴らし、木刀・竹槍・鉄砲などで対処した当時の村の自衛力を知ることができます。



 TOPページ    群馬県立文書館   群馬県前橋市文京町3丁目27-26
               tel:027-221-2346  fax:027-221-1628
  Copyright (C) 2015 Gunma Prefectural Archives.All Rights Reserved.
各ページに掲載の写真等の無断転載を禁じます。