平成18年度 史料展示2
古文書から見る江戸時代
     〜村の掟(おきて)と庶民の生活〜

4 村の掟いろいろ
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4−1 山の利用と村の秩序「村相談相定之事」 24×196cm 1状
新治村須川笠原惣代文書 P9007-34 享和3年 1803

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【大意】
 もし鎌を渡さなかったなら、その者の馬をひいて、名主へ渡し、名主の所で山荒らしをした者へ罰金三貫文を払うよう命じ、(犯人を)見付けた者へ渡すように。


【解説】
 この史料は、吾妻郡須川村(現利根郡みなかみ町)の村掟です。須川村は、高畠山の南東麓、赤谷川中流右岸に位置し、近世には三国街道須川宿が置かれていました。ここでは、山間の村という地域性を反映し、無断で茅や干し草を刈ってしまう者を見廻る山番の勤め方についての取り決めが記されています。特に山を荒らす者を見付けた際に、相手の鎌を取り上げること、言うことをきかなければ相手の馬を名主のところへ渡すことなど、山番の仕事の様子が記されており、村の秩序維持の動きをたいへん良く伝えています。また、盗人の用いた鎌や斧を取り上げることは中世社会でたびたび行われていましたが、近世に入っても制裁の一つとして類似の行為がなされています。を見ることができます。



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