平成18年度 史料展示2
古文書から見る江戸時代
     〜村の掟(おきて)と庶民の生活〜

5 違反者に対する制裁
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5−2 賭博現場を押さえられた顛末「差出申詫議定一札之事」 29×98cm 1状
小此木千代子家文書(藤岡市下日野) P8206-2152 嘉永7年 1854

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5 違反者に対する制裁 5-007

【大意】
 すぐに呼び出され、取り調べの上、領主様の役所へ差し出しになるはずのところ深く反省し、組合から、ひたすら示春院様・小林久大夫様へ頼んで、とりなしてもらうようお願いしました。
 徳次郎殿の借家の定七女房は、この夜どこかへ(逃げて)行ってしまったのか、未だに行方がわからず、帰宅したならば、勘弁してもらえるようにお願いします。


【解説】
 宝引の現場を押さえられた七蔵らが親類や組合を頼り、小林久太夫と示春院の仲介により、罰金を払い反省の意を表すことで許しを得たものです。罰金額は、宿の貸し主七蔵が一○貫文、一緒に博奕をしていた茂三郎が六貫文、徳三郎が三貫文となっています。掟破りへの制裁と詫びによって許された様子を良く伝えてくれます。

※七蔵の女房には金額が記されていません。これは奥書に「定七女房儀者此夜何方江他行致候哉未タ行衛不相知」あるように現場から逃げて行方がわからなくなったからと思われます。ただし七蔵の女房ではなく「定七女房」となっています。書き間違いかどうかは不明です。



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