平成18年度 史料展示2
古文書から見る江戸時代
     〜村の掟(おきて)と庶民の生活〜

5 違反者に対する制裁
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−5 仕来り破りと人々の対応「儀定連印之事」 25×31cm 1状
市村一夫家文書 P9002-254 天保14年 1843

5 違反者に対する制裁 5-014
5 違反者に対する制裁 5-015

【大意】
 立石村の組頭の勘助は、今月五月一三日が山の口明けの日だったのを前日の五月一二日に自分の田へ(肥やしなどを)蒔き積んで仕来りを破りました。三カ村一同で百姓代へ頼んだ以上は、もしこの件で裁判沙汰になり多くの費用がかかったとしても、署名捺印した者たちで金を出し、惣代に頼んで差し出します。


【解説】
 仕来り破りに関連したものです。吾妻郡立石村(現吾妻郡長野原町)など四カ村が肥やしや干し草などの刈り取り期日を定めていたところ、決められていた五月一三日以前に、立石村組頭の勘助が山へ入ったので、草木原村、勘場木村、洞口村(現吾妻郡長野原町)の三カ村は仕来り破りとして反発し、訴訟も辞さない構えで臨んでます。山の貴重な資源を有効に利用するため、個人の身勝手を押さえ込もうとする人々の意識や掟の厳しさなどを伝えてくれます。



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